ペットの名話 保管庫
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セキセイインコのピーちゃんは雛鳥から育てられました。

美しい青い羽のインコ

セキセイインコのピーちゃんは従姉妹の家のアイドルなのです。
オバーリン・ブルーという綺麗な青色の羽で本日も華麗に
家の中を思うがままに飛んでおります。

ピーちゃんがこの家に来たのはこれから暖かい日が
つづいた春の終わり頃でした。

ペットショップで売れ残りセールになっていたのを哀れに思った
おじさんが勢いで買ってきたのです。

鳥かごや当座の餌、餌入れ、
水入れなどの費用は全ておじさんのポケットマネーです。

毛も生え揃ってはいなくてどことなく貧相だったので
売れ残っていたようです。

初めてのお世話

雛鳥はお腹が空くとすごい声で鳴き始めるのです。
おばさんは突然の事に驚いてはいてもお腹を空かせた
小鳥にとりあえず餌を与えることにしました。

雛鳥は数時間に一度は餌をあげなければいけないらしいのです。
セキセイインコは飼ったことはないそうですが小鳥は
飼ったことがあるそうなのです。

おじさんは勢いでインコを購入したものの実をいうと生き物を
世話などしたことはなかったのでおばさんの経験者の言葉に
すがるしかありません。

そういえばペットショップの店員も雛鳥は世話が大変ですよと
言っていたことを今頃になって思い出し、言葉が身にしみてきた気がしました。

どちらにしろ休みの日はともかくとして平日の世話はおばさんに
頼むしかないのです。

おじさんはお小遣いの半分をおばさんに差し出して
頭を下げたそうです。

ペットショップから買ってきたさし餌用の餌を40度前後のお湯で
ふやかして小さめなスプーンの先に乗せて与えるのです。

温度が低すぎると食いつきが悪いそうです。
私が遊びに行った時には雛鳥ではなくなっていたので噂に
聞いていたのとは大違いの堂々としたきらびやかな羽の小鳥が
宙を舞っていました。

セキセイインコは歌もおしゃべりも得意で飼い主が根気良く
教えれるとかなり覚えるのですが従姉妹の家では歌を得意な者は
いないのでとりあえず、名前と住所を教えることにしたようです。

ピーちゃんとは言えますが住所の方は後半部分はゴニョゴニョとしか
聞こえない判別不可能なものにしかなりませんでした。

残念ですが仕方ないです。もし万が一迷子になったときは
ポスターを作成し頑張るしかないようです。

インコにはインコ臭と呼ばれる独特の臭いがあるそうですが
ピーちゃんからは頭や頬とかからは臭いはせずに代わりに
何故か全体からコーヒーの香りが漂ってきました。

従姉妹に聞いてみたらおばさんのことが大好きなピーちゃんは
おばさんの飲んでいたコーヒーカップに滑って落ちたそうです。

ピーちゃんもびっくりしたようですがおばさんも焦っていたようです。
カップをそのままキッチンに持っていき水を流し続けてピーちゃんを
救出したようです。

ピーちゃんの病気発覚

ピーちゃんの精巣腫瘍が発症したのは6歳ぐらいの時でした。
お腹が腫れてきて心配になったおばさんが病院に
連れていってわかったそうです。

手術もしづらい場所で抗がん剤治療をすることになりました。
薬が効いて腫瘍が縮んでくれれば寿命は伸びるけど
効かなければビーちゃんとはお別れなのです。

5ヶ月程頑張ったピーちゃんは天気の良い晴れたに天に召されました。

もうきらびやかなあの羽を見ることがないかと思うと残念でなりませんが
生き物を飼うというのはこういった悲しいお別れもありますが
ピーちゃんが従姉妹の家に与えてくれていた楽しい思い出は
悲しみを軽く凌駕します。

おばさんもおじさんも従姉妹も早く元気になって欲しいです。