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命と引き換えに

命がけで愛する家族を守った犬

犬は群れを作って生活する動物なので、自分を迎え入れてくれた家族のことを何よりも大事にします。
誰かをリーダーとして認識すると、他の家族は同じ仲間だと認識する場合がありますし、場合によっては自分が一番下の立場だと認識するケースもあります。

自分の大事な仲間である家族をしっかり守ることが自分の使命のように感じる犬も多いです。
今回は自らの命と引き換えに大事な家族を守った犬の話をご紹介します。

愛する家族を襲った悲劇

これはアメリカのジョージア州で起こった実話です。
とあるショッピングモールの駐車場で発砲事件が起こりました。

事の発端になったのは些細な口論が原因だったそうです。
口論が原因となって発砲事件へ発展するのが、アメリカの銃社会の恐ろしいところです。

犯人は口論になった路上から女性や子供が乗っているワゴン車を追いかけて来て、現場となったショッピングモールの駐車場で発砲したようです。

家族のピンチを察知したのがこの家族が大切に飼っていた愛犬のジャーマンシェパードのノアです。
ノアは急いで家族が乗っている車に駆けつけ、子供や女性をかばうようにして銃弾を浴びてしまったそうです。

ノアが命がけで身を挺して守ってくれたおかげで子供や女性は命を失うことなく助かったそうです。
そしてノアは近くにある建物の陰へと移動して力尽きている様子が一部始終防犯カメラに収められていました。

愛犬に命を助けられた家族は大きな悲しみを抱きながらも、感謝していたそうです。
大事な家族を救ってくれたノアの活躍は、アメリカだけでなく世界中でも話題になりました。

飼い主に対して強い忠誠心を示す犬種

ノアはジャーマンシェパードという犬種で、その名の通りドイツで誕生して愛されてきた犬種です。
犬は飼い主に対して従順な性格の持ち主ですが、ジャーマンシェパードに関しては特に飼い主に対する忠誠心が強く、飼い主を守ろうとする強い意識を持っている勇敢な犬種です。

このような特性から、警察犬や麻薬探知犬などの重要な役割を担う犬として活躍しています。

元々は牧羊犬として活躍していた犬を、優秀な軍用犬として活躍させるために適性のある犬を繁殖させて改良をしてジャーマンシェパードが誕生しました。

飼い主に対して忠誠を尽くし、絶対的な服従を示すのがジャーマンシェパードの生まれ持った性格と言えます。
しかし、育てられた環境によっては手が付けられないほど攻撃的な犬になる可能性も高いと言われています。

かなり高いプライドを持っていることから、一度攻撃的な性格が身に付いてしまうと教育をして性格を改善させるのは難しいと言われています。

幼少期の頃から厳しくもあり愛情を込めたしつけていれば、飼い主に従順になると言われています。

恐らく、ノアも飼い主にたっぷりと愛情を注がれてきちんとしつけられていたからこそ、自分の命を犠牲にしてでも守らなければいけないと思ったのでしょう。