ペットの名話 保管庫
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ペットを飼うということは。

拾い亀

亀は万年という言葉があるくらいに亀は縁起の良い生き物と
されていますがその縁起の良い生き物が目の前の小川を
気持ちよさそうに泳いでいました。

私は大した考えもなしに手を伸ばすと簡単に捕まえることが
できたので唐突に飼ってみたいと思ったのです。
亀は私の手の平より少し大きいくらいのみどりの亀で
夏祭りの出店でよく売られているのを見かけました。

家に帰った私はさっそく親に見せると
飼っていいか聞いて見ました。
母親は渋い顔をしましたが生き物全般が好きな父親が面白がって
亀が食べられそうな物や住処を作るのを協力してくれたのです。

亀は雑食なので何でも食べられるのですが、
個体によっては好みもあるし、あまり塩分の濃いものは
食べさせてはいけないと教えられました。

町の中心地には一応小さいながらも
ペットショップと釣り堀屋の兼業のような店があり
その店は父親が好きで出入りしていました。
父親は面白がって亀の餌というものを購入してきたので
亀にあげてみたのです。

亀の飼育

一応食べましたがあまり食いつきが良くはなく
今までのように果物や野菜やごはんの方が好きな様子です。
亀は大きめなプラスチックケースに
陸地部分と水面の部分を作ってあげ、
亀には隠れ家が必要などの知識を教えてくれたのは父でした。

多分父は過去に飼ったことがあったのかもしれません。
餌をやるのは楽しかったのですが、
住処は一週間に一度くらいは掃除をしなければいけません。
亀は餌を食べるときにカスを散らかすので
水がすぐに汚れてしまうからです。

そのままにしておくと雑菌が繁殖して
亀が病気になってしまうからと教えられましたし、
亀は私が拾ってきたので亀にかかる費用は
親が持ってくれたのですが、世話は忘れずに私がやるという
約束で飼うことを許してもらったのでした。

生き物を飼うという責任

最初は真面目にやっていた私も拾ってからしばらくすると
面倒になってきてたまにサボったり
母に任せることが多くなってきていました。

何度も母に警告は受けていたのですが、母が本当にやるとは
思っていなかった私はまったくもって甘い人間です。
学校から帰ってきて亀に餌をやろうとした私は
亀がいないことに気づきました。

母が本当に亀が好きで世話をちゃんとする人に譲ったと
言われた時は怒りの感情しか湧きませんでしたが時間が
経つにつれ結局の所悪いのは自分なのだと反省しました。

その後亀をもらってくれた人にお礼を言いにいくついでに
残っていた亀に買ってあげたおもちゃを持っていったのですが
我が家の用意した住処よりはるかに立派な水槽で暮らし
ちゃんと世話をされているのをみてショックを受けつつも
ホッとしている自分がいたのも事実です。

結果としては私はペットを飼うというのは責任を持つという
大変なことなのだとしみじみと納得したのです。

生きているものを飼うということはそのものの健康や
楽しく生きていってもらうために飼う側の努力が
必須条件であることを知りました。

後でやろうと考えていたら間に合わないことだってあるのです。
私は今度ペットを飼うとしたら時間もですが
精神的にも余裕が出てからにしようと思ったのでした。