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近付いてきたイルカ

「人間さん、助けて!」

イルカは高い知能を持つ動物だとして有名ですが、今回は知能の高さを垣間見ることができるお話をご紹介します。
ある時ダイバー数人がハワイ沖合で夜のダイビングを楽しんでいたそうです。

夜の海にはたくさんのマンタが泳いでいて、幻想的な光景を楽しめました。
すると、どこからともなくイルカが近づいてきて、ダイバー達の廻りを泳ぎ始めたのです。

最初は特に異変に気付かなかったダイバー達ですが、泳ぎ方がおかしいことに気が付いたダイバーがイルカを近くに呼び寄せてみると、釣り糸が絡みついていてうまく泳げなかったようです。

恐らく、イルカは人間なら助けてくれることがわかっていたので、助けを求めに近づいてきたのでしょう。

ダイバーはヒレと口の部分に複雑に絡んだ釣り糸を試行錯誤しながらようやく外すことができました。
外している間はイルカもおとなしくしていて、外れやすいように上手に体を動かしながらダイバーと息を合わせているように見えました。

ようやく釣り糸がハズレて自由な体になったイルカは、「ありがとう」と言い残すようにゆっくりと暗い夜の海に戻っていったそうです。

この様子は動画投稿サイトにも掲載されており、話題になりました。

参考:「ちょっと助けて!」ダイバーに近づいてきたイルカのお願い事とは?

過去には人間を助けたことも

今回の事例ではイルカが人間に助けを求めたお話でした。
人間の中には危害を与えるような悪い心を持った輩がいるのも事実ですが、ダイバー達は自分に危害を及ぼさない仲間であることを察知していたからこそ安心して助けを求めにきたのだと推測されます。

これまでには人間がイルカに助けられた事例もあるのです。

例えば、実際に日本で起こったお話をご紹介します。
水族館でイルカのトレーナーをしている方が体験したお話です。

イルカの調教をする際に海に網を張り巡らせる形でいけすのようにしていたそうですが、台風がやって来て海が荒れると網が破れてしまい、イルカが海に逃げ出すこともあるため、定期的に網の状態をチェックしなければいけなかったそうです。

その時も台風が接近して海も荒れてきたため、いつものように網のチェックをしていたそうです。
問題なしと確認したので戻ろうとしましたが、あまりにも海が荒れているため自力で泳げる感じではなかったそうです。

網に捕まったままどうしたら良いものかと困っていたところ、イルカが近づいてきて背びれを差し出したそうです。
ひょっとしたら助けてくれるつもりなのか?と思い背びれを掴んだところ、岸に向かって泳いで連れて行ってくれたそうです。

普段は調教される側のイルカが、調教している立場の人間を助けたという素晴らしいお話です。

このようにイルカは人間に対して仲間という意識を持っている動物だと考えることができます。