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うさぎの感動話

うさぎの性質

うさぎはよく頭があまりよくない、飼い主が呼んでもこない、意思の疎通ができないなどと言われてしまいます。

確かにうさぎは犬のようにちぎれるほど尻尾を振って吠えたり飛びついたりといった愛情表現ができませんし、猫のように好きな時だけ擦り寄ってきて撫でることを要求する要領の良さもありません。

でもうさぎを飼ってみると確かに私を飼い主として認識してくれて、穏やかではあるけれど心の交流があると確かに感じることができます。

私は彼と別れたのをきっかけにうさぎを飼い始めたことがあります。
一人暮らしをしていたので寂しくて、仕事が終わったあと部屋に帰るのも辛かったので毎晩飲み歩いて自暴自棄に暮らしていました。

そんな私を見かねて友人がうさぎを一匹プレゼントしてくれました。
茶色いふわふわの毛皮に、黒い丸い目がキラキラ光ってとても可愛いうさぎです。

当時私に必要だった癒し

友人が言うに今の私には癒しが必要だというのです。動物なんて飼ったことないし、うさぎなんて飼えないと思ったのですが、動物を飼ったことのない一人暮らしのあなただからこそうさぎなんだよ、といってケージからフード、牧草などさまざまな必需品を一緒に買出しに行ってくれました。

うさぎは犬のように吠えたりしないし、猫のように臭いもほとんどないし、散歩も必要ないので一人暮らしのマンションでもとても飼いやすいペットです。

水を欠かしちゃいけない、運動をさせなきゃいけない、などいろいろな毎日の決まりごとを教えてもらい、うさぎを飼った日から私は夜仕事を終えたらまっすぐ部屋に帰りうさぎの世話をしました。

うさぎはあまり抱っこが好きではないそうで、最初はなかなかなついてくれずに、ひたすら環境を整えてお世話しているという感じでしたが、見ているだけでも可愛くて徐々にうさぎが大好きになり毎晩その暖かさに癒されました。

気がつくと辛くて自暴自棄な生活は過ぎ去って、朝スッキリと起きて会社に行って、夜はまっすぐ部屋に帰ってうさぎのお世話をして癒されるという規則正しい生活ができるようになったのです。

うさぎがいるので夜遊びはしなくなり、体調も良くなって仕事の調子も上がって上司にも褒められるようになりました。ある晩、部屋に帰ってゲージを開けるとうさぎが真っ直ぐに私のところにはねてきて、膝に前足をおいてくれたのです。

それまで自分からは触れて来ることがなかったので、
気持ちが通じ合ったような気がして本当に嬉しく泣いてしまいました。

それから6年間うさぎが天国に行くまで一緒に暮らしましたが、
一番つらかった時期を救ってくれた私の天使でした。