ペットの名話 保管庫
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叔母がペットロス症候群になってしまいました。

ペットロス症候群とは?

叔母はずっと飼っていたオウムを老衰で亡くし落ち込んでいました。
ペットロス症候群は愛するペットを失った人達が
陥る心の病気のことです。

父の妹である叔母夫婦には子供がなくオウムを
子供同様可愛がっていたので亡くなったと聞き本当に心配しました。
死んだ直後はショックのあまり悲しみも湧かなかったようですが、
時間が経つにつれペットロス症候群らしき症状が現れてきました。

叔母のことは一番身近にいる叔父が自分も悲しいのにもかかわらず
叔母のことを心配していたのですが
どうやら叔母は睡眠傷害に陥ってしまったようなのです。

叔父は叔母を連れてメンタルクリニックに行って
カウンセリングを受けてきました。

お医者さんは悲しいのなら我慢しないで泣いたり
思い切り感情を発散させることをすすめてくれ、
眠れない時に飲むようにあまり強くない
睡眠導入剤を処方してくれました。

少しの希望

悲しみは癒えてはいませんが
こればかりは時間がかかると思われましたが、
愛妻家の叔父が職場の人から耳寄りな情報を聞いてきたのです。
引退犬を引き受けてくれるボランティアを探しているとのことでした。

盲導犬は仕事を終えた後は引退犬としてユーザーから
協会に戻された後は希望するボランティアの
家に引き取られて行くことがあります。

引退犬のボランティアとして認められるのには
幾つかの条件をクリアしなければいけません。

犬を飼ったことがある人(できれば大型犬)、
家の中で飼えること、協会まで迎えにいけること、
飼育にかかる費用のすべてを負担できること、終生飼育すること、
理由があって飼育できなくなった場合は
協会まで連絡することなどです。

叔父と叔母の現在の家では飼ったことはありませんが
叔父の育った家では犬を飼っていましたので
犬の飼育することには慣れていました。
他の条件に関してはごく当たり前のことなので
考えるまでもありませんでした。

叔母に相談したところ、最初はあまり乗り気ではなかったようですが、
叔父の一生懸命な様子が嬉しかったようで
とにかく協会の方へ連絡をとってみることにしたそうです。

引退犬と敵外犬

とりあえず施設を見学することをすすめられ叔父と叔母は
車で3時間ほどかかる施設まで朝早く起きて行ってきました。
施設には訓練中の未来の盲導犬もいましたが
引退犬と適外犬もいました。

引退犬は盲導犬を引退した犬ですが
適外犬は盲導犬には残念ながら向かない犬として
家庭犬として引き取りを待っている犬のことです。

協会では引退犬の引き取りも適外犬の引き取りに関しても大型犬を
最後まで看取った経験のある家庭が望ましいということでした。

引退犬にしても適外犬に対しても同様に引き取りを希望する家庭は
多いこともあり、協会側は、あくまでも大型犬を最後まで
看取った経験を重要とみなしていました。

やはり経験は大事なことなのだと実感し、
叔父と叔母は引退犬はあきらめることにしました。

少々残念な結果に終わってしまったわけですが
それから叔母が復活しペットロス症候群から
抜け出したのは何より喜ばしいことでした。

どうやら協会にいた犬達を見て何かを感じることがあったらしく、
今は家の近くで時々開催される犬の譲渡会に二人で出かけ、
気の合いそうな犬を探しているらしいのです。
早く二人にとって最高のパートナーに出会うことを願っています。