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親友の猫を亡くした少女と心臓に病を抱えた猫

生まれつき心臓病を持った猫に起こった奇跡

人間の疾病としてかなり治療が難しい病気の1つとして心臓病があります。
心臓病は手術をするにしても外部で血流をコントロールする大掛かりな装置を使わなくてはならず、臓器移植などでもかなり難しい条件が伴います。

哺乳類である猫においてもそうした生まれつきの心臓病は決して珍しいものではなく、生後間もなくに診断をされてしまうと余命は数年と言われています。

猫が大好きな少女ブルックリンは、過去に大切にしていた愛猫を二匹続けて亡くすというつらい経験をしたばかりでした。

ブルックリンが以前に飼育していた猫はもともと老猫で先は長くないとはわかっていたものの、亡くした悲しみは強かったようで、新しいペットを迎えたいという気持ちを強く持つようになりました。

そこで新しい猫を探したいと考えていたブルックリンは後に長いパートナーシップを結ぶことになるマックスと出会います。

マックスはブルックリンの母親が勤務していた動物病院にいた子猫で、生まれつき心雑音という難病を持っている猫でした。

病気のために他に引き取り手もおらず死を待つばかりと思っていたのですが、動物病院を訪れた娘のブルックリンがマックスと親しそうにしているのを見て、母親はこの子ならマックスのことを大切にできるかもしれないと考え6歳の誕生日にプレゼントすることを決めました。

マックスは顔がぺちゃっと潰れた毛並みの豊かな猫で、独特の表情がとてもかわいらしい魅力を持っています。
引き取られた子猫のマックスはすぐに6歳のブルックリンと仲良くなり、それから一緒の生活が始まりました。

愛情深い生活の中で心雑音が消えた

ブルックリンは以前に愛猫を亡くしたということもあり、マックスのことをとても大切に扱いました。
マックスは将来的に難病になる可能性の高い心雑音を生まれつき持っていた猫だったので、ブルックリンは無理な運動をさせるようなことをせず、マックスのペースで生活をしていくことを心がけていたといいます。

マックスもそんなブルックリンの気持ちがわかるのか、最初からすぐに心を許しゴロゴロと喉を鳴らす様子が見られていました。

子猫であったマックスは次第に大きな体に成長をしてゆき、2歳を超えてすっかり大人の体になった頃、再び心臓の検査をしてみたところなんとすっかり心雑音が消えていることがわかりました。

これにも動物病院に勤務している母親も大変驚いたそうで、愛情を持って育てるということが病気治療に役立つということをあらためて実感したのだと言います。

マックスを飼い始めた時には6歳だったブルックリンもマックスとともに年を取って8歳になっており、今も変わらない愛情でマックスとの生活をしています。