ペットの名話 保管庫
  1. >>
  2. >>
  3. 飼い主を猛犬から救った猫

飼い主を猛犬から救った猫

ネットで一躍有名になった猫の「タラ」

動物関連の動画はSNSでバズることの多い人気のコンテンツですが、その先駆けとなったものの1つに猫のタラがいます。

猫のタラは米国カリフォルニア州に住んでいるジェレミー・トリアンタフィロさんに飼育されている猫で、当時4歳のジェレミーさんは普段からタラのことをとても大切に思っていました。

人気となった動画はジェレミーさんが自宅の庭先で遊んでいたところ、近所に住む猛犬に突然襲われた場面から始まります。

放し飼いになっていた猛犬はジェレミーさんの足に噛みつき引きずるような行動をとるのですが、そのとき自宅から猛スピードで突進してきたタラが犬に体当たりをし、見事に庭先から追い払います。

その時の様子は自宅近くにあった防犯カメラによって撮影されており、インターネットで拡散されることで世界的に取り上げられ、日本でも地上波のテレビで取り上げられるなど一躍大人気となりました。

後に飼い主であるトリアンタフィロさん宅にインタビュアーが訪れて詳しい話を聞くのですが、猫のタラは普段からそうした飼い主を守るような行動をするような猫ではなく、飼い主である自分たちが一番その行動を驚いたと語っています。

猫が人間に無関心というのは間違い?

私達は普段猫の性格を話すとき「マイペース」「わがまま」「飼い主を下に見ている」といったような無関心なイメージを持っていがちです。

よく「犬は人につく」「猫は家につく」という比較もされており、飼い主に対して忠実な態度をとるのは犬だけであるかのようにも思われます。

しかしこのネコのタラの行動から、猫も決して飼い主に対して無関心というわけではなく守るべき相手として認識していることがわかります。

ジェレミーさんの事件においては、咬みついてきた犬はもともと近所でも気性の荒い乱暴な犬としてよく知られていたので、猫のタラもそうした評判は何らかの形で知っていたことでしょう。

ジェレミーさんは軽度の自閉症でもあり、そうしたこともまた飼い猫であるタラにとっては守りたいという気持ちになるものであったのかもしれません。

何よりも驚くのが咬みついた犬よりもかなり体格的に劣っていたにも関わらず、勇敢にためらわずに突っ込んでいったタラの行動力です。

猫はライオンやジャガーと同じ肉食目の動物であるため、しばしば猫同士で激しいケンカをしているところを見かけます。

家にいるときは一日のほとんどを眠っているような猫も、本能的には猛獣動物と同じく強い攻撃性を隠し持っているとういうことなのでしょう。

タラはその後動物愛護団体から「ヒーロー大賞」を受賞しニュースとなりましたが、現在は以前と同じくジェレミーさんとともにカリフォルニア州の自宅で生活をしているとのことです。